Hono Conference in Tokyo 2026は10月11日開催 — 当日の見どころと参加前に押さえる最新Hono

今週末の2026年10月11日(日)、Webフレームワーク「Hono」のカンファレンス「Hono Conference in Tokyo 2026」がLINEヤフー紀尾井町オフィス(東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー17F)で開催されます。3度目の開催で、参加費は無料。chot Inc.(ちょっと株式会社)はシルバースポンサーとして参加しています。現地参加はconnpassからの申込が必要で、当日はYouTube Liveでの配信とセッションごとのアーカイブ公開も予定されています。現地枠が埋まっていても視聴で追えるので、まずタイムテーブルを見て押さえたいセッションを決めるのが先です。
開催概要と参加方法
日時: 2026年10月11日(日) 12:00開場・受付、12:30オープニング、18:15頃クロージング。懇親会は18:30〜20:00
会場: LINEヤフー 紀尾井町オフィス 17F(東京都千代田区紀尾井町1-3)。東京メトロ永田町駅9a出口直結、赤坂見附駅D出口から徒歩1分
参加費: 無料。申込はconnpass(一般参加枠・スポンサー参加枠・オンライン参加枠)で、受付は当日12:00まで
ハッシュタグ: #honoconf_tokyo(公式サイト側の表記は #honoconf)
一般参加枠は定員200名で、公開直後から登録が進んでいます。現地枠が満席の場合はオンライン参加枠があり、後日アーカイブも公開予定です。登壇は日本語・英語の両方があり、当日はリアルタイム翻訳ツールの用意が予告されています。参加者向けに行動規範が定められている点も、初参加の人は目を通しておくとよいでしょう。
2トラック構成をどう使い分けるか
今年は「ユーザートラック」と「ディープトラック」の2トラック制です。登壇募集の案内によれば、ユーザートラックはHonoを使っている開発者による実践トーク、ディープトラックはコントリビューターや海外ゲストによるより踏み込んだ内容という住み分けです。
選び方の目安は単純で、これから採用するか迷っている・既に本番で使っていて運用課題があるならユーザートラック、ルーターやJSXの内部実装、OSSへの関わり方に関心があるならディープトラックです。ディープトラックではTaku Amano氏のルーティングの話、watany氏のHonoユーザーとしてのOSS、Aditya Mathur氏のself healing agents(自己修復するエージェント)が並び、後半はOST(参加者主導の議論企画)に切り替わります。議論に参加したいならディープトラック側の時間配分も見ておくと判断しやすくなります。
注目セッションの紹介
ユーザートラックのラインナップは、小さく試す話よりも「既にあるシステムの中でHonoをどう置くか」に寄っています。
月間100万人規模のサービス刷新で技術選定をHonoに振り切った事例(12:50〜)
Railsモノリスの隣にHonoで新プロダクトを建てる、AWS Lambdaでの本番運用記(13:30〜)
Laravel由来のInertiaプロトコルとHonoの組み合わせ(14:10〜)
薄いフレームワークの上にどこまで層を積むべきか(16:00〜)、Honoでレガシーコードと戦う(16:40〜)
トークンレスCSRF対策の現在地とContent-Typeヘッダの落とし穴(16:50〜)、Hono CLIのこれまでとこれから(17:00〜)
スポンサーセッション: satto workspaceの共同編集で見つけたWebSocket接続の不具合をOSS側で直した話(14:45〜)、Honoが叶える「いつでも降りられるLambdalith」(15:00〜)
Keynote: Hono作者でCloudflareのYusuke Wada氏(17:20〜18:00)
ここから読み取れるのは、Honoの関心が「エッジで小さなAPIを書く」から「大規模な既存基盤と共存させ、将来剥がせる構成にする」へ移っていることです。移行やリプレイスの選択肢を検討している立場なら、刷新事例・モノリス併存・Lambdalith(1つのLambdaに複数ルートを載せる構成)の3本を続けて聞くと、採用判断に必要な論点がだいたい揃います。設計の原則を知りたい場合は「どこまで層を積むべきか」とKeynoteの組み合わせが近道です。
参加前に押さえておきたい現在のHono
セッションを理解しやすくするために、手元のバージョンを確認しておくと差が出ます。Honoは4.13系が最新で、2026年8月3日公開のv4.13.0ではリクエスト/レスポンス処理の低レベル最適化、HTTP QUERYメソッドの一次サポート、Method Not Allowedミドルウェアの追加、RegExpRouterが非対応パスを初回リクエスト時ではなくルート登録時にエラーにする変更が入りました。登録時に落ちるようになったため、設定ミスが本番の初回アクセスまで潜伏しにくくなっています。JSXのuseRefとRefObjectの型がReact 19に合わせて変わった点は、型エラーの原因になり得るので更新時に注意が必要です。
セキュリティ面では、v4.13.5で静的サイト生成のtoSSG()が出力ディレクトリ外にファイルを書き出せる問題(CVE-2026-39408の修正漏れ)が追加修正されています。Honoはパッチリリースの頻度が高く、修正に実害のある内容が含まれます。カンファレンスを機に、依存バージョンの固定方針と更新手順(Renovate等での自動PR、リリースノートの確認担当)を決めておくのが実務的な持ち帰りになります。
当日と翌週の具体的な動き
聞いて終わらせないために、次の3つを決めておくことをおすすめします。第一に、参加前に自分のプロジェクトで困っている点を3つ書き出すこと。今年は質疑の時間を設けずAsk the Speakerコーナーで受け付ける形式なので、質問を用意しているかで得られる情報量が変わります。第二に、ディープトラックはOSTを含むため、聞く時間と話す時間を事前に割り振ること。第三に、翌週の予定に「手元のHonoバージョン確認とアップデート」「アーカイブ公開後の社内共有」を入れておくことです。配信URLはconnpassとXで案内される予定です。
現地参加なら申込は当日12:00まで、間に合わなければオンライン枠と後日のアーカイブで追えます。まずタイムテーブルから聞くセッションを2〜3本決め、手元のHonoを4.13系に揃えてから臨むのが、いちばん無駄のない準備です。chot Inc.はシルバースポンサーとして本カンファレンスを応援しています。Honoを使ったAPIやフロントエンドの構成、既存システムの隣に新しいアプリケーションを立てる際の技術選定で迷うことがあれば、お問い合わせからご相談ください。


