フロントエンドカンファレンス関西2026(10月12日・大阪)のみどころを紹介

フロントエンドカンファレンス関西2026は、2026年10月12日(月・祝)にコングレスクエア グラングリーン大阪(JR大阪駅直結)で開催されます。公式サイトの開催時間は10:00〜20:00(予定)で、タイムテーブルでは2トラックのセッションが16:40まで、17:00〜19:00に懇親会が組まれています。テーマは「Frontend, Unbounded. フロントエンドは、みんなの話やで。」。チケットはPeatixで販売中で、学生チケットは無料です。みどころを一言でまとめると、「AI前提の開発で人間が決めること」「ブラウザ・Web標準の最前線」「長期運用の品質設計」の3つの論点が2トラックに分かれて同時進行する構成です。なお、ちょっと株式会社(chot Inc.)もGold Sponsorとして参加しています。
開催概要とチケット:当日までに押さえる実務情報
会場はグラングリーン大阪 南館4階のコングレスクエア グラングリーン大阪です。JR大阪駅直結、阪急・阪神・大阪メトロの梅田駅から徒歩圏内で、遠方からの日帰りでも組みやすい立地です。
チケットは一般3,000円(税込)、懇親会付き一般7,000円(税込)、学生チケットは無料(当日受付で学生証の提示が必要)。懇親会付き学生チケットはすでにSOLD OUTです。個人スポンサーチケットは20,000円で、セッションと懇親会に参加できます。公式Xの案内では各チケットにランチ(お弁当)が含まれるとされており、タイムテーブルにも11:55からのお昼休憩が設けられています。
connpassのイベントページでは受付期間が当日15:00までと記載されています。登壇者が交流する懇親会まで参加したい場合は、販売状況が変わる前に懇親会付きチケットを選ぶのが確実です。
タイムテーブルの構造:2トラック+ミラー配信
会場は「まいどルーム(グランホール1)」と「おおきにルーム(グランホール2)」の2トラック。オープニングトーク、クロージング、CodeRabbitのスポンサーセッションは両ホールでミラー開催されるため、この3枠はどちらの部屋にいても同じ内容を聴けます。つまり座席選びを迫られるのは、10:45から始まるレギュラートーク(30分×6枠)と16:00からのLT(5分×5本)だけです。
レギュラートークの合間には10分の休憩・移動時間が入り、12:30〜13:20には50分のまとまった時間が確保されています。ブース巡りやスポンサーとの会話、名刺交換に充てるならこの時間帯が狙い目です。さくらインターネットは「さくらのAI Engine」などの取り組みを紹介するブース出展を告知しており、株式会社TAMもブース出展とノベルティ配布を公式サイトで案内しています。
みどころ1:AIがコードを書く時代に、人間が決める境界
今年のプログラムで最も厚いのがこの軸です。14:00からの2枠は「フロントエンドのモデルに境界を引く ── AIがコードを書く時代に、人間が決めること」(Hiroki.M)と「AIで速く作れる時代に、整合性をどう保つか 〜動くものを作る前にチームで決めること〜」(小泉岳人)が並びます。前者は設計上の境界線、後者はチームの合意形成に寄った内容で、裏表の関係にあります。
LT枠にも「AIに画面を壊してもらう:MCPで広げるフロントエンドの探索的モンキー試験」「AIがユーザーになる時代のフロントエンドのシステム境界を考える ~ Generative UIに共通する設計思想 ~」「AI時代に、みんなでフロントを作るためのNix」が入り、テスト・UI設計・開発環境という異なる切り口でAI前提の開発が扱われます。12:10のスポンサーセッションはAIコードレビューのCodeRabbitによる「ループエンジニアリング」。
AIコーディングを導入済みで「生成は速くなったがレビューと整合性維持が追いつかない」段階にいるチームには、この一連の枠が最も持ち帰りの多い時間になるはずです。
みどころ2:ブラウザとWeb標準の最前線
もう一方の軸は、低レイヤーと新しいWeb APIです。「HTMLを着たCanvas 2D - HTML-in-Canvasで作る未来のWeb UI表現」(池田泰延)、「宣言型部分更新は何を解決しどこへ向かうのか」(did0es)、「V8のArray.prototype.flatを最大約20倍速くするまでと、巨大OSSへの大規模コミットの道のり」(西悠太)が並びます。LTには「Webの限界を越える、Web NFCでタッチ」「SharedWorkerを使ったキャッシュでネイティブアプリに負けないユーザー体験を目指す」「気持ちぃ〜角丸 Squircles」も。
「今さら理解するウェブフォント2026」(takanorip)は、Web制作の現場で毎回判断を求められるフォント配信とパフォーマンスの話題です。標準仕様の動向を追い切れていない人は、この軸を軸足にして1日を組むと知識の更新効率が良くなります。
みどころ3:長期運用プロダクトの品質と体験設計
実務の悩みに直結するセッションも揃っています。「ブラウザとサーバーから考えるAI時代のフロントエンド監視」(Shogo Fukami)、「UI実装者が書いたシナリオだからこそ、意味を持つk6負荷試験」(梅木和弥)、「複雑なUIコンポーネントとの長い付き合い方:波及するバグからテスト戦略を経て、安全な再設計へ」(あさマック)、「二歩目のフロントエンド・ウェブアクセシビリティ」(神原拓海)、「トレードオフの中で体験を設計する、長期運用プロダクトのデザインエンジニアリング」(わっきー)。
アクセシビリティのセッションが「二歩目」と題されている点は示唆的です。基礎の啓発段階から、すでに着手したチームが次に何をするかという段階へ関心が移っていることが読み取れます。デザインとエンジニアリングの境界に関心がある人は、13:20の「Figmaをゲームエディタに!」(まぁし / 知念)とデザインエンジニアリングの枠が同時刻なので、事前に優先順位を決めておく必要があります。
当日を無駄にしないための準備
2トラック構成のため、事前の下準備が体験の質を分けます。具体的には次の順で進めるのが現実的です。
- Peatixでチケットを購入し、懇親会に出るかを先に決める(学生は無料枠の有無を確認)
- forteeのタイムテーブルでプロポーザル本文を読み、裏表になっている枠の優先順位を決める
- 12:30〜13:20の50分をブース・交流に使う前提で、その前後の枠を選ぶ
- 公式サイトの行動規範に目を通し、ハッシュタグ #fec_kansai で発信・情報収集の準備をしておく
関西では2019年のフロントエンドカンファレンスを最後に大規模カンファレンスが途絶え、2025年に新たな運営で再開されたという経緯があります。運営は会期外にもKansai Frontend Meetupを開催しており、当日に話した相手と継続的につながれる場が用意されている点も、参加後の行動につなげやすい要素です。
まとめ
AI前提の開発体制、Web標準の更新、長期運用の品質設計という、いまフロントエンドが抱える論点が1日に凝縮されています。まずはforteeでタイムテーブルを開き、自分のチームの課題に近い枠を2〜3本決めてから当日を迎えてください。
カンファレンスで扱われるテーマは、そのまま実務の課題でもあります。AIを使った開発の進め方、アクセシビリティやパフォーマンスを含めたフロントエンドの設計・実装にお悩みがあれば、Gold Sponsorとして参加するちょっと株式会社(chot Inc.)へお問い合わせください。
出典
- フロントエンドカンファレンス関西2026 公式サイト
- フロントエンドカンファレンス関西2026: タイムテーブル
- フロントエンドカンファレンス関西2026: スポンサー一覧
- フロントエンドカンファレンス関西2026: サイドイベント
- fortee: フロントエンドカンファレンス関西2026 タイムテーブル
- connpass: フロントエンドカンファレンス関西 2026
- Peatix: フロントエンドカンファレンス関西2026 チケットページ
- フロントエンドカンファレンス関西 公式X(@fec_kansai)
- さくらインターネット: 「フロントエンドカンファレンス関西2026」に協賛し、ブース出展いたします


