デプロイナウコンテストの応募方法と締切|賞金100万円を狙う前に確認する条件

GMOペパボが開催する「デプロイナウコンテスト byGMOペパボ」は、応募締切が2026年12月8日(火)23:59、結果発表が2027年1月中旬予定です。応募条件はシンプルで、自分が作ったWebアプリ・Webサイトを「ロリポップ!デプロイナウ」で公開し、応募フォームにURLを送るだけ。無料プランのままでも応募でき、応募点数の上限もありません。ただし「デプロイナウで公開した作品に限る」「審査終了まで公開を維持する」など、見落とすと無効になる条件があります。この記事では賞の構成、条件の注意点、公開までの手順を整理します。
賞と日程の要点
賞は4種類です。グランプリ1点が賞金100万円、準グランプリ1点が30万円、審査員特別賞4点(各審査員1作品)が各10万円、月間賞が毎月複数作品で各1万円です。該当作品なしや受賞数の変動もあり得るとされています。
- 応募期間:2026年9月10日(木)〜12月8日(火)23:59
- 月間賞:9月・10月・11月の各月末締切、翌月上旬に発表(全3回)
- 結果発表:2027年1月中旬予定
- 審査:審査員特別賞は特別審査員、それ以外は運営が審査
重要なのは、月間賞が「毎月狙えるうえに、一度応募した作品は締切まで毎月の対象になる」点です。公式FAQでは、9月に応募した作品も10月の月間賞の対象になると明記されています。つまり早く出すほど選考機会が増えます。本記事公開時点で直近の月間賞締切は9月30日です。
応募条件で見落としやすい5点
注意事項を読むと、無効になる条件がはっきり書かれています。応募前に次を確認してください。
- 公開先はデプロイナウ限定:他のホスティングで公開中の作品は、デプロイナウで公開しなおせば応募できます。
- 公開者と応募者の一致:登録情報と応募内容を照合される場合があります。他人が公開した作品では応募できません。
- 審査終了まで公開を維持:審査終了前に非公開・削除すると無効。発表は2027年1月中旬なので、年末年始をまたいで公開し続ける前提で考えます。受賞作品は発表後も一定期間の公開維持が求められます。
- 掲載への許諾:応募作品の名称・スクリーンショット・URL・説明を、公式サイトや広報・営業資料、広告などに無償で掲載・使用できる条件に同意する形になります。非公開にしたい仕事の成果物などは向きません。
- 権利と税:著作権は応募者に残ります。一方で第三者の権利侵害があれば応募者が補償する建付けで、AI生成要素も同様の扱いです。賞金は法令に基づく源泉徴収が行われる場合があります。
応募資格は日本国内在住者で、年齢は問いません(未成年は保護者の同意が必要)。個人・法人、有料・無料プランのいずれでも応募できます。
何が評価されるのか
主催のプレスリリースでは、コンセプトを「意思を形に」とし、完成度や規模だけでなく「どのようなアイデアをどのように形にしたか」を評価すると説明されています。つまり大規模なサービスである必要はありません。
特別審査員の顔ぶれからも方向性が読めます。個人開発でZennを作ったソフトウェアエンジニアのcatnose氏、起業家のけんすう氏、オモコロを立ち上げたWebクリエイターのシモダテツヤ氏、バイブコーディングでものづくりに取り組む歌手・タレントの宮本佳林氏の4名です。技術的な設計の巧みさ、企画としての面白さ、体験としての楽しさなど、評価の軸が異なる審査員が並んでいます。審査員特別賞は各審査員が1作品を選ぶため、「全方向にそこそこ良い作品」より「誰か一人の関心に強く刺さる作品」のほうが射程に入りやすい構成です。個人的な偏愛や実験を削らず、そのまま形にするほうが向いています。
公開までの手順と技術的な前提
応募の流れは、(1)作る、(2)デプロイナウで公開、(3)フォームにURLと必要事項を送信、の3ステップです。公式ドキュメントによると、デプロイ方法は4通り用意されています。
- AIエージェントに任せる(
lolipop skill installでスキルを導入し、言葉で依頼) - CLIで
lolipopコマンドを実行する(npx lolipop deployでURL発行) - ダッシュボードにフォルダをドラッグ&ドロップする(コマンド操作なし)
- GitHubリポジトリを接続し、push で自動デプロイする
対応フレームワークはNext.jsとNuxt、加えて静的サイト(HTML)です。React・Vite・Vue.js・Astroなどは順次追加予定とされているため、現時点では「Next.js/Nuxt/静的HTMLのいずれかに落とし込めるか」が作品選びの制約になります。公開URLは https://(プロジェクト名).lolipop-now.app のサブドメイン形式で、HTTPSは自動対応。独自ドメイン、環境変数、WAFは全プランで利用できます。2026年9月11日にはプルリクエストごとのプレビューにも対応しました。
無料のFreeプランは月額0円で、200プロジェクト、月間CPU実行時間4時間、CDN帯域100GB/月、商用利用可という条件です。従量課金はありません。ここで判断が必要なのは、作品が話題になった場合です。サーバー側の処理を伴うWebアプリはCPU実行時間を消費するため、SNSで拡散されると無料枠を使い切る可能性があります。静的サイト寄りの作品なら影響は小さいですが、動的な処理が中心の作品を長期間公開し続けるなら、月額980円のPersonalプラン(CPU実行時間40時間、CDN帯域1TB/月)への切り替えを想定しておくと安全です。審査終了まで公開を維持する条件があるため、「止まっていた」という事態は避けたいところです。
締切までの現実的な進め方
残り期間は約3か月弱です。次の順序で動くと、受賞機会を最大化しやすくなります。
- まず1本を月末までに公開して応募する:月間賞の選考は応募時点の内容で行われます。小さくても動くものを出し、選考対象に入れておきます。
- 複数応募する:応募点数に制限はなく、作品ごとにフォームから1件ずつ送ります。テーマの異なる作品を出せば、審査員の関心に当たる確率が上がります。
- 修正のタイミングに注意する:応募期間中の修正は可能ですが、月間賞は応募時点の内容で選考されるため、応募直後の大幅な作り替えは不利になり得ます。締切後の修正は控えるよう案内されています。大きく作り直すなら、別作品として応募するほうが扱いが明確です。
- 権利面を先に片付ける:素材・フォント・API・生成物の利用条件を確認し、第三者の権利を含むものは事前に許諾を得ておきます。掲載許諾の対象になるスクリーンショットや説明文も、公開前提で用意します。
賞金額に対して応募のハードルは低く、無料プランで完結します。逆に言えば、差がつくのは「作りたいものを本当に公開したか」という一点です。まだ何もない場合は、まず静的な1ページでも公開してURLを手に入れ、直近の月間賞締切に間に合わせるところから始めるのが現実的です。応募条件や注意事項は変更される可能性があるため、応募前に公式サイトの最新情報を確認してください。


