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フォトモードで構図の基本に触れてみる!

カルチャー
フォトモードで構図の基本に触れてみる!

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こんにちは、ちょっと株式会社CDOの久保田です。

フォトディレクションのスキルを磨くために一眼レフを購入してから、そのままカメラと写真の魅力に取り憑かれ、今では愛娘たちの専属カメラマンになっちゃってますが趣味として楽しんでます。

その愛娘をファインダー越しに覗くとき、とりあえず意識するのは構図だけです。
もちろん露出量や色味も大事ですがデジタルなので後補正に頼れます。しかし構図(アングル)だけは修正が難しい。
トリミングで調整しても違和感が残る写真になってしまうため、構図だけはシャッターを押す前から考えて撮影しています。

構図の知識はググれば簡単に得られますが、感覚は実際に撮影しないと身につかないものです。
そこで楽しみながらじっくり操作できるゲームのフォトモードを使って構図の研究や感覚を磨いたりしています。
やり始めると時間泥棒なのでご注意を。

どんな感じでフォトモードで遊ぶのか、基本的な構図と一緒に紹介してみます。
完成写真とガイド入り画像をセットにしたので画像点数が多くなっています。

とりあえず押さえておきたい「三分割構図」

写真の縦横を三分割して、その交差点に被写体ポイントを置く構図。
基本中の基本です。

『Horizon Forbidden West』の何気ない会話シーンでやってみます。
これはこれで悪くない写真。
しかし会話しているんだけどキャラ同士の距離感が遠く感じるし、主役に焦点が当たっていないのも気になります。

同じシーンでキャラクターを全く動かさずにカメラだけを移動させて撮影し直しました。
主人公アーロイにピントを合わせて際立たせてます。
キャラ同士の距離感も近くなって見えますし、何よりアーロイの表情が分かってシチュエーションが分かりやすくなりました。
主題をハッキリさせるアングルで、キャラクターを三分割構図に配置するように撮影しているのでバランスが良い写真になりました。(対角構図も入ってます)

次に『Ghost of Tsushima』の殺陣シーンでやってみます。
怯えてる敵に容赦なく追い討ちをかけようとする冥人・境井仁。
これはこれで分かりやすい写真ですが、ちょっと説明くさいかなって感じがするので構図を変えてみます。


これもカメラを動かして三分割構図でキャラを配置するだけでドラマチックなシーンになりました。
良い感じにメラメラ燃えている遠景の炎も交差点に置くことで印象を強くすることができました。

もう一つホライゾンから果敢にもサンダージョーに立ち向かうアーロイのシーン。
最初は即死当たり前なので逃げまくってましたけど、慣れてくると余裕で倒せるようになりますね。
アーロイの数倍は大きいサンダージョーのスケール感が分かりやすい構図ですが、アーロイと巨大なサンダージョーを1枚に収めるために引きアングルになってキャラクターが小さくなってしまう。仕方ないと言えば仕方ない。

そこで、ここまでの2枚と同じようにカメラを移動させて・・・

構図を意識しながらカメラを動かすだけでガラッと印象が変わって大迫力の写真になりました。

キャラクターなどの被写体を手前と奥に配置する際の位置関係、この三分割構図を意識するとスッキリ解決できることは多いです。

余白を意識した「四分割構図」

三分割の次は四分割です。
考え方は三分割と同じですが細かく分割されているのがポイントです。
被写体や写したいポイントが多い場合や、ドカンと余白を開けた演出を効かせたい場合で使ったりします。

そんなところに登っちゃうとダメだよって怒られそうな境井仁のシーンです。
センター揃えが美しい構図です。
屋根の曲線と雲の流れが相まってスケール感は出ているんだけど、ただ撮っただけって感じの凡庸な写真って印象がします。

まずは三分割を意識した構図に変えてみます。

高い建物を撮る際には見上げが効果的。
カメラを下に移動させて右上スペースに空を大きく見せるようにしました。
悪くないです。これでも良いのですが、もうちょっと被写体を大きく見せたい気がします。

そこで四分割。

周囲の背景がザックリ削られましたが、キャラクターや建物のディティールなどがしっかり見えるようになってダイナミックな雰囲気が出てきました。

三分割と四分割の使い分け、難しく考えることなく三分割だとイメージと違うなって感じたら四分割でリトライしてみるようにしています。
HD画像だとアスペクト比が16:9が一般的で、横が16(4の2乗)で縦が9(3の2乗)だから、横配置の意識を強く持ちたい時は四分割の方がバランスがいいような気がします。

水平の意識を捨てて「対角構図」

分割する考えではなくて対角線上に被写体のポイントを配置する構図が対角構図です。
水平が取れた写真は美しく整った印象になりますが、水平ではなく斜めの対角線を意識するだけでダイナミックな印象を出せたりします。奥行きを出す際にも効果的。

対角線って言ってますが、気持ち的には斜めラインを写真に入れるって簡単に考えてOK。
『The Last of Us Part I』の名シーンを使ってみます。(終盤のシーンなのでネタバレかも?)
キリンの群れを眺めるジョエルとエリー。緊張から解き放たれたジョエルが本音をチラリと漏らす重要なシーンですね。
このタイトルで一番印象に残るシーンでした。

写真は2人の背中越しにキリンがチラっとだけ見える構図。
パッと撮りがちの構図ですが写真としては微妙。これだと汚いリュックサックが写真の主役になっています。


カメラをちょっとズラして斜めのラインを入れることを意識、ど真ん中にエリー、そしてジョエルとキリンを四分割ポイントに配置してみました。
エリーとジョエルがリラックスして語り合っている雰囲気、キリンの群れとの距離感、無機質なグレーと生い茂るグリーンのコントラストなど全体のバランスが美しい写真になりました。


クソジジイ弓の達人の石川先生も同じように対角&四分割構図で撮影してみました。
石川先生がクローズアップされた雰囲気ある写真になっています。


アーロイが飛びかかるところも斜めを意識するだけで迫力ある写真になります。
一概には言い切れませんが右上がりの方が躍動感が出ると思います。

対角線ピッタリに合わせることは至難の業なので、ただ単純に斜めラインを意識するだけで問題無し。
対角構図はそんなに難しくないです。

日の丸構図」が悪いわけじゃない

被写体をセンターに捉える日の丸構図。
何かと軽視されがちな日の丸構図ですが、シチュエーションが一番分かりやすいですし、何も悪いことはないと思います。


少し怖がりながら手を伸ばすエリー、余裕の表情で受け入れるキリン。
「人間って愚かだね〜」ってストーリーの根幹部分を鋭くエグってるキリンの表情。これを真正面から切り取るには日の丸構図が最適だと思います。

もっともシンプルかつ明快、主題を際立たせてくれるのが日の丸構図の良さです。
凝った構図で芸術性を高める必要がない報道写真などは日の丸構図が大半を占めます。

成長記録や記念撮影、構図を意識してみては?

ここまでフォトモードを活用して基本的な構図を紹介してみました。
スマホが日常に溶け込んで気軽に撮影できるようになりましたが、そのアルバム内の画像って日の丸構図ばっかりになっていませんか?

旅行の記念撮影、子供の成長記録など残すための写真は何度も見返すものです。
見返すとき、または大きくなった子供に見せるとき、ただ何も考えずに撮った「画像」よりも、構図など考えて撮った「写真」であれば感動が大きいことは言うまでもありません。
せっかく残すなら「画像」ではなく「写真」にすべきです。

ただ構図感覚を身につけるの簡単ではありません。構図を知れば知るほどプロカメラマンの凄さが分かります。
プロのように撮りまくらなくても気軽に構図に触れるキッカケとしておすすめです。

それでは。

くぼた

CDO

九州出身の関西育ちデザイナー。 広告系グラフィックデザインからキャリアスタートし、直近ではゲーム開発会社でUIデザインとマネジメントに従事。様々なデザインを多方向から携わってました。 仕事柄、デザインされたものには目を奪われます。コンセプトが明確なものが大好物です。

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