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ちょっと気になったデザイン 2022年5月

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ちょっと気になったデザイン 2022年5月

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こんにちは、ちょっと株式会社CDOの久保田です。

暖かくなってきたと思ったら、あっという間に梅雨入りそうですね。
そんなジメジメしっぱなしの5月に見掛けたデザインの中から気になったものをピックアップしてみます。

すき家のスパイシートマチ牛丼


「おおぉ!」って思わず声を出してしまったほど楽しいタイポグラフィでした。
トマト&チーズなんだけどベタにイタリアンカラーにしていない。
この商品自体がイタリアンではないからイタリア風イメージから遠ざけてますね。当たり前ですが。

とにかく目を惹く特徴的なタイポグラフィ。かわいいです。
可読性、かどくせい、カドクセーって呪文のように唱えられている昨今、そんなの完全無視したようなグラフィック重視のデザイン。
ちょっと頑張れば簡単に読めますが、読みにくさを敢えて残すことによってインパクトや注目度を高めているんだと思います。

それぞれの食材のイメージを文字と組み合わせ、そのカラーリングも食材に合わせています。
まるで子供が描いたようなグラフィックですけど、かなり試行錯誤を繰り返して時間も掛けたタイポグラフィなんだろうなって想像しちゃいます。

タレントの頭にあるトマトのヘタ、持っているスプーンも同じ落書きテイストで描かれていて、ビジュアル全体に一体感があります。
個性的なタイポグラフィを中心に据えた展開、店頭掲示されてたタペストリーも素晴らしかったです。
トマトがめちゃくちゃ苦手なので食べてませんが。。。

Panasonic「Make New」コンセプトサイト


パナソニックが今月から展開した“アクションワード“が「Make New」。そのコンセプトサイトが公開されました。
コンセプトムービーやオウンドメディア「Make New Magazine」も展開されています。

サイト内のARTISTページに掲載されているムービーを繋ぎ合わせて作られたテレビCMを見て初めて知ったのですが、「TOP企業が公共の電波でビデオドラッグか!」とヒヤヒヤしたくらい強烈なインパクトがある映像でした。

ぶっちゃけデザイン的には疑問点がありました。
そのキーグラフィックは色と書体で某スポーツ系ドリンクを彷彿させますし、意図的な白い空白「ホワイトブランク」は多用されているデザインなので驚きや新鮮味はありませんでした。

そんな中で印象に残ったのはコンセプトサイトの構成。
クリック(遷移)できるところは順送り・逆送りの2ヶ所だけ。メニューすら無いから目的のページに辿りつくまで多くの手数を必要とする構成です。
ユーザビリティの観点だけで判断するとあり得ない構成かもしれません。

しかしサイトの目的は、ステートメントやメッセージなどコンセプトを伝えること。
そのフォーカスポイントをブラさないために、ユーザビリティ・利便性のプライオリティを割り切って下げたんだと思います。

初見だけでずっと記憶に残ってしまうほどの強い印象があるサイトでした。
色々と考えさせられるコンセプトサイトでした。

『味な、きよせ』 vol.1&vol.2


清瀬市商工会が発行している清瀬市のガイドブック(B5サイズ)です。
完全に個人的なローカルネタです。

この町の雰囲気が好きで、数十年先まで見越した居住地に選んでおきながら「清瀬市」と「デザイン」を繋げて考えたことがありませんでした。
具体的に言うと、どこか観光地やテーマパーク、オシャレなお店に行った際には妄想デザインして遊びます。キービジュアルはこのアングルで〜とか、パンフレットの構成は〜などなど。
この妄想遊びを日常の一部である清瀬で〜って発想自体が皆無で、そんな自分の怠慢意識に思いっきり張り手を喰らわせてくれました。

特筆して斬新なデザインはありませんが、きめ細かに丁寧に作られていました。
冊子の至る所に載っている清瀬市民の笑顔や美味しそうな料理、お店が主役になるように控えめなデザインに終始されています。

控えめなあしらい。余白の使い方。メリハリが効いたレイアウト。遊び心あるページ構成。
文字組みやフォントレギュレーションなど気になる点も散見されましたが、そんな些細な部分が気にならないほど素晴らしい冊子デザインでした。好き過ぎて保管用も確保済み。

少し前に九州ローカルな案件を担当した際にも感じたのですが、地域創生とデザインって相性バツグンだと思います。
観光資源や名産品への投資も重要ですが、それを地域内外にいるターゲットにリーチするためにはデザインアプローチが有効だと思います。
予算の制約やメディア選定など難しい部分もあるのは理解できますが、デザインだからこそ解決できる課題がたくさんあるはず・・・。
そんなことを改めて考えさせてくれた小冊子でした。

PDF版をダウンロードできますが、是非とも冊子を手に取って見ていただきたい。
商工会に関わる方に軽く伺ったところ、vol.3も進行中とのこと。
心から楽しみに待ってます!

・・・


今月を振り返ってみて、パッと思い出せるもの=心に残っているデザインでした。
来月は梅雨時期になので外出機会が減りそうですが、しっかりとアンテナの感度を高めてピックアップできるようにしたいと思います。

それでは。

くぼた

CDO

九州出身の関西育ちデザイナー。 広告系グラフィックデザインからキャリアスタートし、直近ではゲーム開発会社でUIデザインとマネジメントに従事。様々なデザインを多方向から携わってました。 仕事柄、デザインされたものには目を奪われます。コンセプトが明確なものが大好物です。

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