ポートフォリオって結局どういう情報が必要なんだっけ
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デザイナーのよこうちです。
私は以前から面接担当をすることがあるのですが、
「こういう情報もっとあれば話(選考)がスムーズになるんだけどな...」「スキル低くてもPRポイント(PDCA回せますなど)あれば選考進められたのに...」と思うことが
しばしばあるので備忘録程度にまとめてみました。
個人的な見解なので、参考程度に見ていただけると幸いです。
量より質が欲しい
「自分はこんなたくさんプロジェクトをやってきました!」とPRしたいのはわかりますが、
ポートフォリオでは量より質が欲しいなと私は思います。
たくさんの量を載せるのは見る方も大変なのと、軽く制作物を載せられてもこれじゃスキルがわからないな...と思うことがしばしばあるので
自信のある制作実績(PRしたいポイントがあるなど)を絞って
その制作物にフォーカスして詳しく載せてくれたほうがスキルがアピールしやすいと思います。
詳しい内容は下記「書かれてないけことが多いけど欲しい情報」に書いています。
載せる順番
時系列でまとめている人がいるのですが、選考ではその人の成長過程をみるのではなく
現在のスキルをみていることが多いです。
なので、時系列ではなくジャンル別(紙媒体・ロゴ・WEBサービス・アプリ・LP・バナーなど...)でわけてもらえるととても助かります。
みんな載せている情報
みんなが基本載せている情報はこんな感じです
冒頭のプロフィール欄
- 経歴
- スキルマップ(figmaレベル★5とか、具体的にどれくらい経験したか書くやつですね)
制作実績欄
- 制作物
- ポジション(デザイナー/ディレクター/コーダーなど)
- 作品のコンセプトや意図
- デザインの意図
書かれてないことが多いけど欲しい情報
「みんなが載せている情報」にプラスでこの辺が欲しいなといつも思います
冒頭のプロフィール欄
デザイン以外でPRしたいポイント
デザイナーとひとくちにいっても、「フロントゴリゴリできる/経営視点で考えられる/ロゴやDTP周りも強い」など色々なデザイナーがいると思います
その辺を冒頭で具体的に書いてくれるとその人の強みが明確にわかるので良いなと思います。
何よりのデザイナーかによりますが詳しい内容は制作実績欄に書くといいかなと思いました。
制作実績欄
原寸大でみたい
ポートフォリオだと原寸大でみれないので、サイトURLが共有できない場合
可能であればXDやfigmaのURLを発行してもらると助かるなと思います。
原寸大でみないと具体的なデザインスキルがわからない場合もあるので...
担当領域
これ良く知りたいなと思うのが、デザインをどこまで担当したかです。
トンマナからフルページ担当したのか、トンマナやベースはすでに存在して追加開発から関わっているのか...などですね
これが書かれてないと何をどこまでできる人なのかがわからないので書いていただけるととても助かります。
あとフロント設計、ペルソナ設計、ユーザーテスト、チームであればスケジュール管理などももししていたら
その辺もここに書いてくれるとPRできるのではないかと思います。
計測をしていたのならどれくらい成果を出したのか(PDCAとか具体的にできるかなど)
デザイナーじゃない人がポートフォリオを最初にみるということもあるので
デザインスキル以外にも実際の数値があると「私こんなに実績出してますよ」とPRしやすいですよね。
実際数値達成してないと自社サービスやっているとこだと会社としてはやってけないですしね....
クリエイティブ部分をもっと詳しく
アイコンや細かいイラストをせっかく作ったのに別で載せてない人もいるので
自分が制作した場合は載せたほうがいいと思います。
じゃないとアイコンはどこかのサイトのやつかなーとかイラストは市販なのかなと思われるのと、
この辺のトンマナもちゃんとこだわれるんだなと明確にわかるので。
会社に合わせてポートフォリオを変えるのは◎
こういう情報が欲しい、こういう載せかたして欲しいとひとくちにいっても
会社によって欲しい人材は変わってきます。
なので会社毎にポートフォリオを載せる項目を変えるのは選考が進みやすいと思うのでオススメです。
(施策考えられるデザイナーより、クリエイティブが強いデザイナーが欲しいという会社の場合はもっとクリエイティブにフォーカスしたポートフォリオにするなど)
ぱっと見でわかりやすいポートフォリオをつくろう
会社にもよりますが、選考側の人は忙しい中ポートフォリオをたくさんみて選考を進めている場合もあります。
なので「紐解いてもらおう」ではなく「自分のスキルをぱっと見でわかるポートフォリオ」を目指して作ってみると選考が進みやすいのではないかと思います。
「ポートフォリオ何か足りないんだよな...」「選考が思うように進まない」と悩んでいる方は
普段しているデザインと一緒でユーザビリティを考えてブラッシュアップしてみてもいいかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。

よこうち
webデザイナー