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未経験エンジニアの学び方に物申す!企業側の採用者はこういうところをみているぞ

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未経験エンジニアの学び方に物申す!企業側の採用者はこういうところをみているぞ

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おはようございます。shinoyuです(`・ω・´)

いやぁ、1月もあっという間に終わっちゃいましたね。2022年始まってすぐ採用がボコボコ決まり、新規プロダクトの方も急いでリリースするフェーズになって、なおさら時間の速さが加速してる気がします。はやく一日36時間なれー(´;ω;`)


弊社では現在未経験エンジニアの採用はしていないんですが、Twitterでよく話題にされる鉄板ネタではあります。実際にエンジニア目指して学習に励んでいる方もおられるでしょう。みんな最初は未経験。みんなが通って来た道ぞ。業界としてはエンジニアになる人を増やすほうが盛り上がっていいわけですね。

なので、そういう未経験だけどエンジニアを目指す人達に対し、企業側が何を期待しているか?どういうところ見ているか?ということについて一本書くことにしました。

なお、この記事で書くことは思いっきり私見です。偏ってます。でも多分、他の採用側に関わってる人は近しいように考えてるんじゃないかな?とは思ってはいるのですが。

採用側は未経験エンジニアに技術力を求めてません

はっきりいいます。その時点の技術力はまったく期待してねぇ!!
未経験でも高い技術力持って入ってくる人稀にいらっしゃいますが、自分が今まで見てきた中で、そこまで技術力を高められた未経験エンジニアはほぼいません。特異なケースですね。多くの人はそこには該当しないので、ここでは一般的な未経験エンジニアについての話をします。


未経験エンジニアの人の多くが陥ってる罠として「モダンで流行ってる技術じゃないと評価されないのでは?」の思い込みがあるように思います。インフルエンサーやプログラミングスクール等がそのような発信をしてますが、人間新しくてかっこいいもの好きなので、新しくてモダンなものを勧めたほうが誘引力あるという一面があるんですね。彼らもビジネスでやってるわけですからね。

なので、そういうイメージを受けて学習している方は多いかと思いますが、やれAWSだったり、やれDockerだったり、やれReactだったり。そのツール自体をコアビジネスにしている会社を受けるのでない限り、採用側はそういうのそこまで求めてないんですよ。そもそも未経験エンジニアに大事なAWS環境なんて触らせません。Dockerも利用こそすれDockerfile書かせることはしませんし、大方Readmeにコマンド載せてるもんですからね。

もちろん、全くやるべきではない、ではありません。そっちのほうが効率的だったり好きで学んでいる方であれば、進んでモダン技術をやりましょう。あと、例えばAWSに入社したいのなら、その商材であるAWSのことを学ぶことは必須のことですからね。


一般的に企業が求めてるのは、モダン技術を使えることより、自分で共用サーバーでもレンタルして、動くコード書いて、ドメイン買って、ネットワーク設定して、何でもいいからサービスをリリースして、オンラインで触れるようにした、という経験です。こちらのほうが評価されるんですよ。 だって、一般的なIT企業のビジネスってシステム開発して納品することです。自社開発だとリリースして運用することですね。なので企業側としては、ツールやフレームワークの使い方ではなく、業務と同じ流れを一通り学んでる人のほうが欲しいんですよ。そこが最低限理解できていればシステム開発はできるので。

ツールやフレームワークの使い方は現場で教えたほうが確実だし早い。大体の現場では実装方法等が共有されている(ことが多い)わけです。自学するより、それを用いて仕事している人に聞くほうが確実な知識が得られます。

しかしシステム開発で最低限要求される、何かをリリースした経験だけは実際に体験しないと身につきません。「開発あんまりわかりません」 VS 「フレームワーク経験ないです」 だと前者のほうが教育コストが圧倒的に高くなるんです。未経験の採用を躊躇してる企業はこのコストを自社で払うだけの余裕がないのです。


未経験の人は右も左も分からない状態で飛び込んでくるわけなので、なんとなく流行りに乗っておいたほうがいいと感じるかもしれません。しかし、その流行りはすでにプログラミングやってお金もらってるプロが乗ってる流れなんですよね。経験者であれば当然システム開発の流れは知っている。だからこそ評価対象がもう一つ上のレイヤーに上がる。つまり使っているツールやフレームワークの経験が問われるわけです。その経験が他社との競争力の源泉になるわけなので。

未経験はそれ以前の状態です。まずはシステム開発のお作法を覚えて、戦力になれるように成長できるか?が評価されます。経験者と未経験者の評価の軸は違う。ここではそれだけ覚えてもらえれば良いです。

じゃあ採用側が未経験エンジニアに求めるものって?

企業側が未経験エンジニアに最優先に求めるもの。それは「いかに早く業務に貢献できるようになるか」です。ほぼこれ一択ですね。

なので、エンジニアとして素早く成長し活躍できるポテンシャルがあるか?を採用フローでチェックすることになります。各社ごとにチェックしている項目があるかと思いますが、私は、下記のポイントを押さえているか?を見ています。

  1. 素直に学びをキャッチアップして仕事に役立てられそうか?
  2. 技術に対する興味・熱意は十分にあるか?
  3. とある事象に対し、いろんな可能性を考慮した上で、問題の本質に気付ける思考力があるか?
  4. 未知の課題に臆することなく立ち向かえる心意気があるかどうか?



素直に学びを受け取れない人はすぐ停滞してしまいますし、他メンバーとの協業がうまくできません。また、興味や熱意を持てない仕事は長続きしません。これは他の仕事をするときも同じですね。

何も考えず闇雲に手を動かす癖があれば、エンジニアあるあるタスクのバグ修正や障害対応を任せることが出来ません。深く思考して分析し問題の本質を探れるか?が重要な資質になってきます。そして一番は未知の問題に対するアプローチの仕方です。またWEBエンジニアは特になんですが、やったことない要件が飛んできたり、新しい技術が常に出てきたりします。そういうものに対し及び腰にならないか?は大きな要素となります

色々並べてみたんですが、皆さん、これどこかで見たことありません?そうです。社会人が成長してくために必要な資質とほぼイコールなんです。どの職種に当てはめたとしても、ちょっと対象変えるだけでバシッと嵌ってしまうんですね。WEBエンジニアといえど特殊なことは何もないんです。他の職種と必要な資質は同じ。扱うものがソフトウェアなだけなんですよね。


ここまで読んで、じゃあ別に勉強しなくていいじゃん?って思う人もいるかも知れませんが、学習自体は必要です。
技術に対する興味や熱意があれば当然自発的に知識を得ようとしますよね?仕事に関係ありそうなところを優先して学べているよね?分からないものをそのままにしないで悩んで調査する習慣はついてるよね?その上で、システム開発ができるだけの最低限のスキルはあるよね?

企業側に、エンジニアとしてやっていけるんか?を証明するために学ぶのです。

経験者の採用評価は加点方式、未経験は減点方式

経験者と未経験者の評価の軸は違うという話をしました。上にそのまま書いているように評価の方向が正反対です。

経験者採用の場合、「Reactアプリの設計できる詳しい人がほしい」「AWSで構築できる人がほしい」、「コンテナ技術詳しい人ほしい」等、採用すべき具体的なオーダーをもとに採用をしています。なので、そのスキルを持っていて十分満たしていると証明できれば、よほど人物的にひどい人物でない限りは採用されます。故に加点式と表現しています。


一方、未経験採用だと、その時点でほしいスキルを十分持っていることを期待していません。取る理由を引き出すと同時に、取らない理由を探る評価がなされます。最初の話に戻るんですけど、ここで下手にAWSを触ってますというと、十中八九AWSについて深堀りされます。ここでうまく期待する回答ができないとネガティブ評価されるんですね。

単に知らないだけなら大したことにはならないんですが、AWSを利用した明確な理由がなかったり(例えば人に言われたから使っていた、など)、rootユーザーやAdminロールを適当に使っている等、変な知識が身についている場合ですね。中途半端に理解するより、知りませんのほうが減点対象にならないのです。


未経験エンジニアの転職だと、この減点されそうなポイントをいかに減らすかが重要になります。gitを使っている会社なのにGithubのアカウントを共有しない。他の人と同じようなポートフォリオを持ってくる。プログラミングスクールで作ったものをそのまま提出してしまう。なぜその技術を使ったか?なぜそのように実装したのか?をうまく答えられない... etc。そういうネガティブ評価されないように準備した上で、自身のアピールポイントを訴求していく。

未経験の採用はそういうところを気をつけると、選考通過の確度がグッと上がります。

未経験エンジニアはどう学習すべきか?

ここまでは採用側の話を色々書いていきました。長いですね。ほんとすいません(´・ω・`)

でも、どうしてもこれだけは伝えたかったものに絞ってようやくこのくらいの長さになってます。後もう少しなのでお付き合いください。


さて未経験エンジニアの学習の仕方についてです。Twitterでは結構揶揄されることが多いプログラミングスクールですが、全く何も知らないところから学習を始めるのであれば、良い選択肢だと思ってます。逆に自力で自学できる人は行く意味あんまりないです。そういうときはベテランのエンジニアにメンターしてもらって、効率よく学ぶことを優先しましょう。


職業訓練校という方法もあるのですが、教えている内容が古くて浅い傾向にあるのと、気軽に質問しにくいという問題があります。講師はどれだけ質問受けてももらえるお金変わらないので、質問多すぎると嫌がられます。一方、プログラミングスクールであれば、決して安くないお金を払っているわけですよ。当然払った費用分のサービスを受ける権利があります。ガンガン質問しましょう。


プログラミングスクールを選ぶ基準というかコツなんですが、プログラミング自体が楽しく感じるような仕組みを取り入れているところがいいです。自分が知っている中での話ですが、RUNTEQは推せます。卒業生が頻繁に話をしに来ていたり、頻繁にもくもく会とかハッカソンしたりしているようで、プログラミング自体を楽しいと思ってもらえるような活動をしているスクールだと思ってます。

他のところは事務的に対処されることが多いと聞きました。座学して、チーム開発して、メンターが質問に答えて以上、みたいな。DMMも良いとは聞きますが、こちらはあまり情報を持っていません。すいません。


その人の習熟度によって学習の仕方は変わってきます。どの場合でもおすすめするのは、書籍で学ぶことですね。一番ベストなのは各言語やフレームワークの公式ドキュメントをみることなんですが、あの大量の情報の中から必要な情報を探るのは結構手間です。コード書いてるより検索して探している時間が長くなるとか普通にあります

書籍であれば必要な情報はその本読むだけでアクセスできます。それだけに集中して手を動かすことができるため、公式ドキュメントを読むよりは学習が進むことが多いです。

あと、本で注意すべきはその本が扱っている言語やフレームワークのバージョンが古すぎないか?ですかね。このへんは他のエンジニアにおすすめ聞いて、なるべく新しいバージョンで解説されているものを選ぶと良いです。

終わりに

実はちょっと前までプログラミングスクールの講師をしていて、そこで説明していたことや実践したことを詰め込みました。学びの多い記事になってくれたかなと思います。多分。


未経験エンジニアの転職は大変厳しいです。高給や自由な働き方に夢見て現実知らずに飛び込んでくる人、企業が求める方向ではないところに力を注ぐ人。情報商材系に煽られて舐めてかかる人。たくさんの人が飛び込み続けている中で、地道に学習を続けて、うまく内定を勝ち取って活躍されている人は、多大な努力されたんだなと感じます。未経験エンジニアについて採用側がどのように見ているかを書かれたものがあまり多くない現状、こういった内容を発信することに大いに意味があると思っています。


私個人の視点でみた偏った記事でしかありませんが、誰かの役に立つことを願っています。 頑張ってください!!(`・ω・´)

shinoyu

CTO兼人事なエンジニア

1986年生まれの35歳。組み込みからキャリアを始め、モバイルゲーム開発、ECサービス、広告系のエンジニア経験しつつ、プロダクトマネージャーやエンジニアマネージャー、人事、インサイドセールスなどをやっていたよくわからない生き物。 今は自社プロダクトの開発頑張りつつ、クリエイターが働きやすい会社組織をつくるのをやってます。

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