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モデリングで情報を整理してみよう

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モデリングで情報を整理してみよう

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なにか新しいプロジェクトを始めるときや、途中からプロジェクトに入るときには、情報の整理が必要になります。文字や言葉を尽くして思考を整理するのも良いけど、ビジュアル言語を使ったほうが良いこともあります。今回は、簡単なモデル図の描き方を紹介します。

ビジュアル言語を使う

絵や図を使ったコミュニケーションには、決まった方法もありますし、フリーフォーマットでも大丈夫です。うまく使えば、次のような効果が得られます。

  • 考えを整理
    • 物事の流れや、全体像を捉えることができる
    • テキストや表だけでは得られないインサイト(気づき)を得られる
  • シェア
    • より直感的に伝えられる/理解できる(コミュニケーション)
    • チームで議論するために使うことができる(コラボレーション)
  • 思考を拡張して、想像力を高める
    • 落書きや画像も交えて、視覚的な説得力をもたせることができる
    • 左脳だけではなく右脳も使うことになるので、想像力を発揮できる


モデル図でかんたんモデリング

今回は、かんたんなモデル図を描いてみます。
モデル図は、モデルとその関係性を表すのに便利です。ソフトウェア設計でER図(Entity と Relation)と呼ばれるものに近いです。UI/UXの設計や、ソフトウェアのクラス設計、データベース設計などに使うことができます。
あるサンプル・アプリケーションを例に考えてみます。

新しく企画するWebサービス「ポンポン・マート」では、タヌキのキャラクターを模したデジタルアイテムを販売することができます。タヌキ職人たちは、自分のデジタル・タヌキをショップに並べることができますし、ユーザーは購入したアイテムを自分のページに展示できます。ユーザー同士の交流もできます。


まずは、このプロジェクトにおける”モデル”が何かを考えてみます。

🤔 モデルは、そのスコープのなかに登場する名詞で、なかでも重要なものたちが挙げられます。目的によって、たとえば、UIデザインなのか、データベース設計なのか、でも洗い出し方や方法が変わってきます。

ここで、いくつか疑問やアイデアが浮かびます。

  • サービスにおける"アイテム"や"タヌキ"の呼び方は統一したいよね
  • わかりにくい名称がある。もっとスマートにしたいな。

考えながら、さらにモデル同士の関係性も描き入れてみます。


モデル同士が線で結ばれました。また、モデルの名前を少し調整しました。

  • デジタル・タヌキは”アイテム”に統一しました。退屈かな?
  • ユーザが展示するための場所を”ルーム”にしました
  • 職人は"マイスター”と呼ぶことにしました


この図をもとに、関係性に”多重性”を追加してみます。

🤔 関係性は、所有や所属などをもとに考えます。単に”閲覧できる”だけでは描きません。
🤔 多重性は、伝統的なER図では 1...N などで表記されることもあります。ひとりのユーザから見て、持っているルームはいくつか?ルームから見て、オーナーとなるユーザーはいくつか?ということを表現します。今回は ψのかたちで表現してみます。


どうでしょう。描きながら、こんなことを考えました。

  • アイテムは、複製が効かないユニークな存在。だから、属するルームもショップも1つだよね。
  • アイテムから販売元のマイスターを辿れるほうがいいよね
  • ユーザはルームをいくつ作れるの?(今回は一人一つにしよ)
  • マイスターはショップをいくつ作れるの?(今回は一人一つにしよ)


さて、まだまだ不明なこともありますし、書き足りない情報もありますが、だいぶ全体像をイメージしやすくなったのではないでしょうか。今日のところはここまでにしてみます。

他にもいろんな描き方

今回は iPadのメモアプリで描いてみましたが、他にもいろんな描き方ができます。

  • 紙に書く
  • Keynoteのようなプレゼンテーションで描く
  • Figma のようなデザインツールで描く
  • Miro や Strap のようなオンライン・ホワイトボードで描く


紙やペンデバイスを使えば、落書きをしやすいです。デジタルツールはコミュニケーションやコラボレーションに欠かせないだけでなく、継続的にメンテナンスしていける利点もあります。ひとりで描くこともできますが、みんなで一緒に作業することで、より良いコラボレーションが生まれます。

それでは。

itoudium

Webエンジニア

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